梅雨の風物詩あじさい
夏が来る前のジメジメとした時期に咲くあじさいの花は、国民的に愛されている花です。
あじさいが咲き始めの頃は、白っぽい色をしています。
しかし、次第に色が変わる事から「七変化」と言う名称もあります。
あじさいは5月から7月にかけて咲く花で、原産地は日本。
今やヨーロッパやアメリカ等で観賞用に広く栽培されております。
また、多くの品種が存在します。
花の色は、基本的には白、青、紫と分かれています。
ただ、そのあじさいの花の色は、土壌の酸性度によって変わるそうです。
土壌が酸性ならば、青、アルカリ性ならば赤となります。
花の色素はブルーベリーなどにも入っている「目の疲れによい」と言う成分で出来ています。
ここで、私が気になったのが、あじさいの花言葉です。
その、花言葉は「移り気」「高慢」「元気な女性」と比較的、つぶらな花びらで構成されているあじさいには似合わない言葉です。
が、よく見る紫のあじさいを思い出すと、気品が高い花のように見受けられます。
あじさいは古くから謳われている、和歌の季語として存在します。
又、ふるさと季節の花シリーズ3では切手にも顔を出している位の、存在感たっぷりの花です。
それだけ、国民に愛され親しまれている花です。
ただ、毒性もあります。
「美しい花にはとげがある」言葉通りあじさいには、青酸配糖体と言う成分が含まれています。
口から摂取すると、過呼吸、興奮、麻痺、痙攣などを起して中毒を起すとされています。
あじさいの花を食器に添えるのは大変に美しいものですが、食べるのは禁止です。
ジメジメする梅雨の季節を爽やかに彩るあじさいです。